ワンカレ
『ワンカレ』はこんなお話
俺のこと……意識しちゃってる? ならさ、もう俺のものになりなよ。
両親を亡くし、一人暮らしをしている高校生・航が、行き倒れているところを助けた警察官の恵那です。
それから四年、恵那は航に執着され、執拗に迫られる日々を送っていた。
「キスくらい許してよ」から始まった行為はどんどんエスカレートしていき・・・
恵那が警察官であるにも関わらず、高所恐怖症というのは笑わせます。
拳銃も、航に簡単に抜かれていて、警察官としての自覚があるのだろうかと思ってしまいます。話がコメディータッチで進んでいてなんとなく拍子抜けしてしまいました。
航くんが典型的な犬の正確なので、恵那さん一筋に、無邪気に懐いているのが非常に可愛らしく思えてきました。
その後成長した航くんが男らしくなっていて今後の成長はどうなるんだろうと興味をそそられました。
恵那さんは典型的なツンデレで、ぐいぐい迫ってくる航くんに最初はたじたじになっていくのですが、最後はその行為を受け入れていい関係になっていくことが面白い。
表紙を見てついつい読んでしまっては、異表紙とのギャップがありすぎて読み終わってから、拍子ぬけをすしないためにも、この作品のストーリーをしっかりと理解してから読んだほうがいいと思います。
表紙からはちょっと、美形男子の濃いエッチありのBLを想像しそうですが、実際はパロデイー系のハッピーラブ系であり、そう捉えてから読むと非常に面白い作品となっています。