飴と鞭
『飴と鞭』はこんなお話
中学教師・上総は教え子の長谷川が気になって仕方がない。しかしある出来事から、その想いを長谷川本人に知られてしまう。
その日を境に上総の苦しくて甘い地獄の日々が始まった・・・。
禁断の愛を切なく描いた表題シリーズを含む計8編を収録した待望の作品集となります。胸毛・すね毛・陰毛とすべてがつながっているような男臭い感じが前面にでています。
美少年が攻めで毛むくじゃらの教師が受けと生徒が攻めで教師が受けという普通とは逆のような設定がされていて、読んでいて新鮮な感じを受けることでしょう。ただ、毛むくじゃらは嫌な人が多いと思いますが、これはこれでありかな、と思いました。
羞恥系のプレイがふんだんに使われていて、毛むくじゃらが好きな人でも羞恥系プレイを嫌いな人であればアウトではないでしょうか。
筋肉青年対毛むくじゃら教師の羞恥プレイですが、私もどちらかというとあまり見たくない設定です。この手を好きなマニアには他にはない設定で喜んでいるのではないでしょうか。
ただ、読む人によっては、これは斬新で非常に面白いと思えるような人がいるのも確かでマニアが好きそうな作品となっています。
萌えは全くありませんので表題作はあまり好きではありません。表題の作品よりその他の作品の方が、より萌えました。
萌え系が好きな人であれば、表題先憂品以外に非常にいい作品がありますので購入する価値はあります。