千夜一夜ロマネスク
『千夜一夜ロマネスク』はこんなお話
一家の経済的窮地のせいで妹が大富豪と見合いをすることになり、付き添いとして砂漠の王国・アルサーミーにやってきた希です。
見合い相手のラウド王子は、希の幼い頃の遊び友達だ。
ところが、優しかったラウドは傲慢でいけ好かない男に変貌していた。さらに一夫多妻制のことで妹を心配する希にラウドが提案してきたのは、『妹の代わりに妻になること』え──!?
熱砂の王宮で紡がれる問答無用の求愛ロマンスとなります。
祖母の会社の経営難を救うため、双子の妹である満はアラブの「アルサーミー王家」のラウドと見合いをすることになります。ただ女性1人での入国ができないために、望が同伴することになります。
望はもともとラウド王子とは幼馴染でしたが、再開した時のアラウドは以前とは全くの別人になっていました。以前とは大違いで冷たいいけ好かない男になっていました。
アラブという王国での生活は、金と権力でなんでもできるという世界なので、その世界でまちがいなく傲慢な男に変わってしまっているのです。その裏では、ラウド王子を失脚させようと叔父が毒を勿たりと命を狙われる毎日を送っているのです。
今回、エロはほとんどなく、アラブの王子の生活ぶりを読んでいく形で違ったBLに仕上がっています。
ラウド王子の目的は妹ではなく初めから望を狙っていてまんまとハマってしまった望です。それでも、月日が過ぎていくとラウドに心惹かれていく望がそこにはいます。