可愛くって少しバカ
『可愛くって少しバカ』はこんなお話
母の再婚で、デカい高校生の弟が3人できた!?性格も個性もバラバラな弟たちと、突然一緒に暮らすことになった大学生の陸。
中でも末弟の茜は、無口で無愛想なクセに、なぜかかいがいしく陸の世話を焼いて、懐いてくれるけど…!?
表題作のほか、秀才眼鏡×天然くん、塾講師の恋愛事情などカラフルな恋が詰まった短編集今回も、高校生ものとなっています。
再婚相手には3人の高校生が連れ後でついてきていて、そのうちの1人が、しつこいくらいに陸の世話を焼いてきた最初はうっとうしいと思っていた陸だが・・・
茜の無口だけれど不器用な態度と、何だかんだで順応する陸、そして2人を見守りながらそしてちゃかしたりアドバイスしたりと面白がる環と渚。
結局2人はめでたく相思相愛になります。
ただ、内容的にはBLとは思えないやさしいレディコミのようにソフトなエッチとなっています。キスまでで終わりというのが読む人によっては、面白くない作品だと思ってしまうでしょう。
女性が読むにはロマンがあって面白いと思う人が多いと思います。
この義理の弟3人は名前が、環、渚、茜と女と思っていて陸の勘違いから始まっていて、どう読んでもこの3人の名前は女でしょう、と思ってしまいます。
表題作とは別にいくつかの短編作品がありますが、一番面白いのがやはり表題作品の「可愛くって少しバカ」ではないでしょうか。