ダブルミンツ
『ダブルミンツ』はこんなお話
『女を殺した―』電話の向こうから聞こえてきた高飛車な声は、高校時代の同級生・市川光央だった。
同じ名前を持つ男・壱河光夫の胸中に、かつての隠微な記憶が蘇る。忘れていた過去が、再び光夫を情熱の中に引き戻す。
共犯者として再会した二人の主従関係は、少しずつ新しい形へと姿を変えてゆく・・・・・・。
実力派作家が挑む、DEEP LOVE。
ダブルミンツというのは、2人のミツオが1人になってという感じの意味合いで付けられたタイトルではないでしょうか。この作品は非常にダークでシリアスであり暗い感じのする作品となっています。
その中には、エロもあるという今までにはない暗い作品の中にエロさがあるいったストーリーになっています。
ミツオの2人が愛し合うという綺麗といより暗い感じがするので、読んでいてもなんとなく暗くなりがちです。
この手のダークでシリアスな作品が好きな人には、読んでもらいたい作品となっています。
BLは明るくないという人にはあまりおすすめできない作品ですし、読んでいてもあまり面白くないと思います。どちらかというと、私もこの手の作品はあまり好きではないので、ぜひ読んでみてくださいとは言えません。
攻めのミツオと受けのミツオのそのSMチックなエロさはなかなか見ごたえがあり、次の展開がどうなるんだろうと想像をしながらよみ続けることができます。