エロティックに溺れろ!
『エロティックに溺れろ!』はこんなお話
いけない悪戯を暴かれた子供のような反応を楽しむその姿。男のその膨らみをズボンの上から…
「やっあ…っ」──これってあの日の僕なのか!?
椿東悟の挿絵画家に指名された知春は、公私共にエッチな事をされまくりの毎日です。
簡単に言うと、官能小説家の快楽主義椿東悟という男と、新人漫画家で純愛な岡部知春という男の2人が恋人になるまでの絶妙な距離感がわくわくさせてくれます。
椿の絶妙な言葉責めで智春を快楽の世界へと連れて行く椿のセクシーさとテクニックを上手く描画されていて非常に官能的なエロさを感じさせてくれます。その時の智春の初々しさもたまりません。
テクニシャン椿とウブな智春の絶妙なバランスがこの作品をより盛り上げてくれています。
大人の男がウブな男を自分好みの男へと変貌させていく姿は、見る者の願望をそのまま作品の中で表現していますので、このシチュエーションを心のどこかで描いていて毎日妄想の世界に浸ぅているような人にはたまらない作品ではないでしょうか。
東野作品には割とムキムキの男が登場するのですが、今回のこの作品はあまりムキムキ感はなく美形のなよっとした男が描写されていて、今までの東野作品のようなムキムキが嫌いな人でも、スーと入ってくる作品ではないでしょうか。こちらもBLというよりは少女漫画にエロさを加えたような作品です。