厄介なおとなりさん
『厄介なおとなりさん』はこんなお話
ゴミの分別は不十分、深夜の洗濯も当たり前の「節約命!」な大学生・三咲(みさき)の部屋のお隣に越しきたのは、一見エリート風のイケメンリーマン・大沢です。
この人、一人暮らしの知恵もなければ、多額の借金があるのに贅沢しちゃう天然ぶり!
――「俺が節約させてやる!!」 見かねた三咲は自ら世話を買って出てしまい?
温泉旅行に行くところなどは、その先の展開は当然期待しますが、2人の関係が親密になるどころか、もやもや感がよりおおきくなりなんとなく、考えていたストーリーとは違う感じがします。
温泉旅行での場面は期待をしないほうがいいと思います。
主人公の三咲が友達が一人もいなさそうなくらいキツイ性格なので、自身がmの方が読むには面白いストーリーとなっていますがSが強い人には、小生意気な男に見えてしまいます。
のんびりしつつも穏やかな包容力が魅力的だった大沢が、弟が来たことによって、キレキャラっぽくなっていきます。
この弟が面白い役割をしていて、大沢を切れさせようとして行っているのではなく、そういうキャラで、なんの悪気もないというところが面白い。
大沢自身はもともとゲイなのに、そうではないように結婚をしていてカモフラージュをしています。でも長続きせず別れてしまったという設定です。
咲も大沢を好きになっちゃっているけど大沢はそれでも三咲に対して、「ひきずりこんではいけない!」という強固な壁を作り、せっかく両思いになったのに体の関係ともなると「そうなると戻れない」とさらに壁を作る。
この感覚が読んでいてまた面白い。