キスして欲しい
『キスして欲しい』はこんなお話
私立南十字学園のオーナーの息子・千晶の平穏な学園生活は、学園の経営が破綻し、大企業の王賀グループと合併した事で一変した。 王賀グループ御曹司・王賀一成から、求愛&エッチな事を要求される毎日!
嫌だと思いながらも、本気で王賀を拒めない千晶は…?
『おまえに俺の気持ちが伝わるまで 何度でもこの身体に刻んでやるよ』イラストレーターの友晴は、高校の時の先輩である編集者の水嶋とお付き合い中★
ある日、風邪で寝込んで心細くなっていた友晴は、お見舞いに来てくれた水嶋に欲情してしまう! 抑えられない欲望が溢れ出し、熱く淫らな言葉で先輩を誘惑して…
絵が相当きれいなので、絵だけを見ているだけでも非常に買った価値があります。
そのやり取りの一部をご紹介・・・
そのままゆっくりと顔を近づけてきて、やばいキスされると思い目をぎゅっとつむるとキスをされるのではなく花を摘まれるだけで終わってしまう。
「ん?」と思って目を開けるとニヤニヤしながら話しかけてきた。
「なんで目つむったの?もしかして、キスされると思った?」
「な訳ねぇよ!」
「じゃあ、なんで目つむったの?」
「それ、は....。」
なおも食い下がられて、返す言葉が見つからない。
どうすればいいんだ....!
「キスして欲しいなら言えばいいのに」
「は?」
と人間の心情をしっかりと捉えていて、そうだ、そうだと同感してしまいます。
「お前さ、病院にいっ!?」
いきなりキスをされて、口を塞がれた。
「キスしづらいから黙ってて」
息継ぎのために口を離したときにそう言ってまた口を塞いでくる。恋愛の心の動揺をよく捉えていてなかなかおもしろい作品となっています。