ドラマティックに奪え!
『ドラマティックに奪え!』はこんなお話
青年漫画誌ヤングハート編集部、そこはムサい男が集まるオタクの巣窟!そこに異動になった漫画の知識0の二宮は不満が爆発してしまいます。
織田だけは超絶男前でデキる男だから、余計に腹がたってきます。そうは言ってもあいつだけには負けたくない、と思い・・・
一筋縄ではいかない仕事と恋愛へのジレンマがよくでています。東野作品のエロさを求めて買っても、この作品に関しては、ちょっと力不足と言えるでしょう。
強気なルーキー受けとワイルドな編集長責めで古典的な王道です。
それ以下でも、それ以上でもありません。表題のようなドラマティックさはあまりありません。
編集室で作家としての成長をしようとする男と、その編集室の上司という関係でその2人が熱愛になる過程が書かれているのですが、ありきたり的でエロさもあまりなく、見る場面としては普通と言えるのではないでしょうか。
エロさなしのストーリーで考えれば、なかなかな面白みがあるのですが、BLという位置ではエロさがあまりなさすぎという感じを読んだ人は感じると思います。
男二宮が編集部で一人前に成長していく過程がエロと一緒に表現されているのだが、BLというより少女漫画ぽいところがあり、ジャンルはBLと読めば読むほど感じてしまいます。大人同士の絡みの凄さを期待して読むとかなりがっかりする作品です。