天然素材のきみとぼく
『天然素材のきみとぼく』はこんなお話
天然受難体質の九条達樹の宿敵は、プロサッカー選手の綿貫博文です。
達樹がどんなに嫌っても怒っても、気にせず構ってくる博文の真意とはどういうものなのか?
泣いている達樹と博文のやり取りを読んでいると、思わずニヤッとしてしまいます。
めちゃくちゃかわいいーを思ってしまいます。
例えば
「空、青いし!」
「夕方だから、もう赤いね」
「郵便ポストだって赤いし!」
こんなやりとりなどは思わずにやけてしまいます。
この出演者自体が天然で、プライドが高くて意地っ張りで負けず嫌い、その反面素直で行動が天然気味な九条と、そして大人でプロサッカー選手で幼馴染でもある博文は我が道を行っている天然です。
好きになったらすぐに行ってしまう博文とその強引さに振り回される九条の2人の関係が妙に新鮮に思えてしまいます。
子供の頃のこだわりが博文に対して素直になれない、でも博文の行動言動を考えていると九条が哀れに思えてしまいます。
博文の苦情に対する溺愛ぶりは非常に強烈で、自分でないと苦情は幸せにはなれないだろうと完全に自己中心的な行動ばかりで、以前九条は博文に見放されたことがあるため素直に受け入れられない感情があり、なかなか博文には気を許せていないところがあります。
それでも九条の気持ちは博文に対する愛情もあるので傍から見るとバカップルと言えます。