恋人とよびたくて
『恋人とよびたくて』はこんなお話
「罪悪感からでもいい、あなたを好きな俺の気持ちは本物だから……」
突然の自動車事故。先輩を庇って負傷した俺は、彼の罪悪感に付け込みこの関係を続けている。
傷を見るたび目をそらすあなたに、ホッとする自分がいる。
まだあなたは俺のものだと……。
罪悪感を抱く青年×トラウマを持つ先輩の恋
受けの八瀬先輩がすっごく乙女で、男らしくって、非常によく表現されていて、読んでいるとこんな人がいい、と思ってしまいます。表紙は、普通すぎて買いたいと想わないところが残念です。
もう少し、エロさなどが表現されていればほんとうに好かったのですが、この表紙であればなかなか読みたいと思う人が少ないのではないでしょうか。
ストーリーはしっかりとしていて、よくできた作品なので、読んでみると非常に面白いということがわかると思います。絵自体には色気がないのですが、内容はよくできていますので内容重視で読んでみたい方にはおすすめです。
負い目を負いながら従ってしまう受けに足してその負い目を理由に關係を続けているが、そのうちお互いがお互いを必要としている気持ちが芽生えていき、本当の愛情に変化していく状況が非常によくできています。
ストーリーとしてはよくできていて、読んでいて感情の変化を読み取ることができ、自然体で読み終えることができます。おすすめの作品です。