初恋スイッチ
『初恋スイッチ』はこんなお話
「いいじゃん、一回試させてよ」昔、颯太がふざけてしてきたキス。
その時から、俺は颯太への想いをずっと胸に秘めてきた。「幼なじみ」で「親友」で…俺たちの関係がそれ以上になるはずないってわかっていたから。
だけど、あの時と同じ台詞を言った颯太が今度は俺を押し倒してきて…お前、今度はふざけて俺を抱くつもりなのか?
幼馴染の2人が、過去のふれあいの中からキスをするというシチュエーションだけでも満足できる作品です。
元々、幼馴染で中学の時に颯太が陸にキスをしたのがきっかけで、陸は颯太のことが好きになってしまうけど、テストの打ち上げで、間違ってお酒を飲んで颯太に告白してしまう。高校生がお酒を飲んでいいのか?
と思いながら、自分に当てはめてみると、ハメをはずよねーとおもってしまいながら読んでいってしまいます。
自分の青春時代と重ね合わせて読んでしまうところが面白い作品になっています。回想シーンでの学ラン姿が非常に凛々しく胸キュンとなります。
「1回舐めさせてよ」
という言葉がBL特有の言い回しで、その後の展開をいろいろとその時点で想像してしまいます。
発展性があり、非常に妄想にふけることができて面白いと思います。
そのほかにも2作品、友達・再開というテーマで描かれている作品が収められています。
それぞれ面白いので一度に3度面白い作品となっています。