執事は仰せのままに
『執事は仰せのままに』はこんなお話
「16の身空で見合い結婚なんかできるか!」ある日、名家・桂城家のじゃじゃ馬息子の常葉は、父親から見合い結婚を命じられる。
そのしつこさから逃れるため、「男が好きなら諦めるだろう」と迷案を思いついた常葉は、ついに執事の麻生に自分の恋人として振る舞うように命じる。
父親を騙すため麻生とイチャつく常葉だったが、抱き締められてうっかり気持ちよくなってしまいます。
桂城家には、では16歳になったら結婚をしなければいけないというしきたりがあり、16歳になった常葉は見合いを強要させられるようになりました。
そのため執事の麻生に恋人として振舞うようにいうのですが、最初はお芝居でやっていたのが最後にはドキドキしてからついには変な気分になってしまいます。よくあるお嬢様が執事に恋をするというストーリーのBL版と言えるような作りになっています。
この手の話が好きな人には、面白い作品ではないでしょうか。
この作品もエロさがあまり感じられないので、BL独特のSM的なやり取りを期待して読むと残念な気持ちで終わると思います。ただ、かわいらしい恋愛ドラマを見ていると思えば、面白い作品ではないでしょうか。
絵の上手さはピカイチで、絵だけでも見る価値がある作者の作品であります。
ただ、もう少し感情の表現が大胆であればもっと面白い作品になっていたという気持ちもあります。